27日は「みなし月曜日」といって、本来の曜日と関係なく月曜日の授業をする日でした。
月曜日には授業が入っていませんので、この機会を利用して南相馬市を訪問しました。

朝6時半のバスに乗って、8時過ぎに原ノ町に到着。
関係者に迎えに来ていただき、南相馬市博物館へ。
博物館資料論でお世話になった、メタル同級生(笑)稲葉先生とも再会しました。

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博物館の周りもそうですが、紅葉が見事に色づいていて、思わずシャッターを切ってしまいました。

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南相馬市では、小高区が20キロ圏内に入れられたことで復興が大幅に立ち遅れ、避難指示解除準備区域となった今でも、歴史・文化遺産の保全が思うように進んでいません。
ここにきてようやく動けそうな情勢になってきたことから、史料ネットや福大もできることに協力しようと、会合を持ちました。

その後、被災資料関連の施設を見学させていただきましたが、その途中で小高区の市街地を通りました。
小高を初めて訪れたのは、2012年5月のことでした。6月にも再度訪れました。
震災から1年以上時が止まった、人のいない静寂の空間を目のあたりにしたときの、何ともいえない衝撃は忘れることができません。

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あの時よりも家屋解体が進んだとはいえ、まだ震災直後と変わらない状態の家屋もありました。
更地となって雑草の生えた土地が点在する風景を目のあたりにして、3年半が過ぎてもほとんど復興が進んでいない現実の厳しさをあらためて感じました。
今回は寄りませんでしたが、磨崖仏を覆っていた観音堂が崩壊した光景や、干拓地であった井田川浦が自然の力で元の姿に戻ってしまった姿も衝撃的でした。

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午後には、震災で廃校に追い込まれた小学校を案内していただきました。
3月に閉校式が行われ、140年余りの歴史に幕を下ろしたそうです。残念なことです。

閉校式で清掃が行われたとはいえ、津波の爪跡が随所に残っており、被害の凄まじさを想像させます。

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黒板の高さにまで津波が押し寄せたことがわかります。
この日から時が止まっているんですね…。何とも言えないやるせない気持ちになります。

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夕方に大学に戻ってからは、別の会合がありました。
12月13日(土)に伊達市で開催される歴史文化講演会「伊達人の生きた戦国時代」です。
私もコーディネーターとして参加します。
総選挙のせいで会場が変更になってしまいましたが、よろしければぜひお越し下さい。
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