大学のお盆休み直前、東京は曇り空でパッとしない天気でしたが、夏期集中講義で福大に来ていただく先生にご挨拶するため、パルテノン多摩歴史ミュージアムを訪問しました。

知人の紹介で来ていただく先生で、全く面識がなかったこともあり、事前にお目にかかっておきたかったというのと、せっかくなのでお仕事先の博物館をみておきたいという思いもありました。

多摩というと、小学校の遠足で多摩動物公園に行ったぐらいかな…。
これまではあまり縁のなかった土地です。

さて、多摩ニュータウンといえば、高度経済成長期を象徴する大規模な宅地開発、団地群の代表例として有名です。
近隣には、広大なキャンパスを求めて相次いで移転した有名大学がいくつもあります。
今ではモノレールが通り、ずいぶんと便利になったようです。



その中心でもある多摩センター駅からすぐのところに、実はこんなものもあったりします(遊びではないし、男一人なので、さすがに寄りませんでしたが…笑)。



↑の城下町らしい?風情を横目にしながら進むと、目の前には噂に聞くパルテノン多摩が見えました…。







この右側の建物内に、博物館があります。
許可を得て、中を撮影させていただきました。
展示は多摩丘陵の開発の歴史がメインで、今回は谷戸の自然についての企画展の最中でした。





ていねいにご説明いただき、気がつくと1時間半経っていたのですが(笑)、そのおかげでかなり楽しめました。
多摩ニュータウンは既に50年以上の歴史を有しており、それ自体が日本の高度経済成長期の歴史でもあります。
そして、多摩ニュータウンに暮らす人々にとっては、ご自身の生活の一部が歴史となって展示されていることになります。

とりわけ面白かったのが、開発前後の変化がわかる立体地形図と、公団が撮り続けた航空斜写真でした。

前者は、江戸時代には近隣に薪などを供給する山林だったところが、見事なまでに宅地に開発されていった様子がよくわかります。
個人的には、鉄道少年だった小学生の頃から謎だった「なぜ京王線の特急が聖蹟桜ヶ丘に停まるのか」など、いろいろな発見?がありました(ローカルかつマニアな話ですみません)。





後者は、公団関係者の尽力によって保全された航空斜写真をミュージアムでデジタル化し、来館者が閲覧できるようになっています。
まさに多摩ニュータウンの歴史を語る貴重な資料です。
地元にお住まいの方だったら、数々の思い出とともに、さまざまな楽しみ方ができる資料だと思います。
図録にもなっていたので、購入して帰りました。



たまにあることですが、論文で引用したことのある文書(複製)が飾られていたりすると、不思議な感覚を覚えます。



お昼をご一緒してから帰りましたが、お人柄にふれ、お仕事ぶりも垣間見ることができ、足を運んでよかったです。
いい先生を紹介していただくことができました。
わたしも受講したいくらい、楽しみな授業になりそうです。

では、9月に福島にてお待ちしております(笑)。






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