今回はいつもの専門演習ではなく、2年生のゼミの話です。

行政政策学類では、1年次に教養演習、2年次に法学・地域と行政・社会と文化の3専攻に分かれ、専攻入門科目という演習で学びます。
わたしはこれまで、実習等のノルマで手いっぱいで、1・2年次の演習を担当することはなかったのですが、今年度は初めて2年次の専攻入門科目を担当することになりました。
しかも、後期は徳竹先生という、歴史教員がペアを組む初めての試みです。

半年間のわたしの担当分では、戦国大名伊達氏の分国法『塵芥集』を読んでみることにしました。
せっかくなら身近にある伊達氏ゆかりの地に学生たちを連れていきたいと、地元の文化財担当者にお願いして見学に出かけることにしました。
地元の研究者を紹介するいい機会でもあるので、初めての大学院生であるAちゃんも連れていくことにしました。

朝9時前に福島駅を出発し、まずは桑折西山城へ。
昨日の雨で天気が心配されましたが、幸い曇りで、何とかもってくれそうです。
ご案内は桑折町の井沼さんです。

大手口から大手門跡を経て、本丸へ。

20170514西山・梁川bg (1)

ここで伊達盆地を眼下に眺めながら、伊達氏の歴史桑折西山城について、井沼さんの説明を受けました。

20170514西山・梁川bg (2)

せっかくなので学生たちの集合写真を。

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続いて大手門跡に戻り、そこから戊辰戦争時に築かれた台場を見学。

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さらに中館・西館へ。
土塁と堀からなる中世の城とはいっても、学生たちにはなかなかイメージしてもらえないだろうなとは思っていましたが、ここでようやく、中館の西館の間につくられた深い堀が登場。といっても、稙宗の時代ではなく、戦国末期にあらたに増築されたものだそうですが…。

土塁を堀底まで降りて、堀底から高くそびえたつ土塁を眺め、さらに反対側の土塁によじ登るのは、城攻めにあたる戦国武士さながら?の経験でした。

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さらに進むと、枡形状の虎口へ。
ここもいったん下りてみて、今度は城の外から攻め寄せる戦国武士の気分で?虎口を攻め上ってみました。

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西山城から下山し、昼食は「うぶかの郷」にて。
さんざん山歩きした後なので、昼食がさらに美味しく感じられたことでしょう。

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続いて伊達郡役所で関連展示を見学し、みんなで記念写真。

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今度は一路梁川城へ。ご案内は伊達市の今野さんです。
昨年度まで発掘の行わわれていた小学校跡地にて説明を受けました。

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その後、近世になって築かれた大きな土塁や水堀を見学。
途中から案内役が城マニアの井沼さんに代わっていましたが…(笑)。

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時間があったので、保原の歴史資料館を見学。
最後は亀岡家住宅の前で集合写真を撮って終了しました。

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多くの学生たちにとって、おそらくは初めて見たであろう中世の城跡はどんなふうに感じられたでしょうか。
石垣の近世城郭に比べると、城と言われてもピンとこないかも知れませんが、土塁や堀がよく残っていて、虎口や馬出しなどの特徴や理由がわかってくると、だんだん面白くなってくるものです。
何にせよ、せっかくの日曜日を使っての見学でしたから、大いに楽しんでもらえたのなら幸いです。
井沼さん、今野さん、お世話になりまして有難うございました。またの機会によろしくお願い致します。
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