日曜日に標記の催しがありました。

貝田まるごと博物館リーフレット

国見町とは、2011年の東日本大震災後の文化財レスキューがきっかけとなり、長らく歴史資料保全活動などで連携を続けてきました。
2014年度には、国の歴史的風致維持向上計画に応募する町を側面から支援する一環として、大学院の「地域特別研究」で歴史的風致の調査と掘り起こしを進めました。
国見町は1年目で見事に国からの認定を受け、2015年度から10年間にわたり、国からの財政支援を得て歴史的風致の維持向上をはかっていくことになります。
そこでは、歴史的風致そのものだけでなく、歴史的風致を護ろうとする地域の人々の営みも重要になります。
だとすれば、地域の人々が少しでも多く地元の歴史・文化遺産に関心を持っていただき、その価値を再評価していただくことで、主体的な歴史的風致の維持向上に結びついていけるのではないか(それは、自らの手で歴史資料を護ることにもつながっていく)、という思いから、「地域特別研究」のとりくみを継続し、発展させていこうということになりました。

そこで思い立ったのは、町全体を博物館に見立て、住民が学芸員の役割をはたす「エコミュージアム」の理念と方法に学び、地域の中に有形無形の歴史・文化遺産を再発見する試みを授業の中でやってみようということでした。
その最初の舞台に選ばせていただいたのは、近世の宿場町の一つで、最初の歴史資料現況調査以来の縁がある貝田地区でした。

学生たちは「博物館実習」の事前・事後指導の一環として、この1年間、さまざまなことを学び、主体的に調査に取り組んできました。
山形県朝日町の「エコミュージアム」にも、多くのことを学ばせていただきました。
貝田地区にも幾度となくお邪魔し、住民の方々から懇切丁寧にご教示をいただきました。
その成果を地元で報告する機会がようやく訪れました。

今回は広報にも力を入れました。
大学の定例記者会見で興味をもっていただいた福島民報朝日新聞(福島版)にも記事にしていただきました。
国見町からは地元FM局も取材に来てくださいました。

20160120国見町FM取材

前日の準備です。
男連中は1本早い電車で観月台文化センターに集まり、パネルなどの備品を運ぶ力仕事に取り組みました。

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (1)

会場に早めに着くと、先にパネルの組み立て。

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (2)

夏の震災遺産展で2度経験しているので、手慣れたものです。
その後は女性陣の到着まで、会場周辺の雪(というより氷)かきにいそしみました。

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (3)

女性陣の到着後、まずはポスターの展示。

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (4)

町教委が今回のために特注した(!)幟を組み立てました。

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (5)

手が空いた人たちは雪かきに全力投球(笑)。
自分たちで会場づくりをしようという意気込みなのか、雪国の血が騒いだのか(笑)、かなり熱が入っていました。

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (6)

明日の見学コースの確認と、展示する資料の選定。

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (7)

2012年の歴史資料所在調査で初めて確認された、貝田駅建設のために集めた寄付金の目録と古写真を拝借しました。
もう4年も経つんですね…。一緒に調査した学生たちも皆立派な社会人です。なつかしいです。

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (8)
(2012年資料調査当時の写真)

昼休みには、だれが言いだしたわけでもなく、各グループが発表の最終打ち合わせを始めていました。
教員が何も言わなくても自発的にやってくれる、これこそが今はやりのアクティブ・ラーニングってやつですかね。

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (10)

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (11)

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (12)

午後からは、実際に町内をご案内するルートに従ってリハーサルです。
まだ雪が残っており、足元の悪いのが不安ですが、実際に話すことをチェックしつつ、気づいたことについて意見を出し合いました。

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (13)

水雲神社までの道は雪に埋もれていたので、明日の現地説明会で行くことはあきらめ、せっかくなので(笑)登ってきました。
記念写真です。

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (14)

20160123貝田宿まるごと博物館準備 (15)

終了までおよそ2時間でした。
当日は水雲神社にはまわらないので、1時間半くらいで済むでしょうか。
気がかりなのは当日の天気です。
さて、どうなることでしょうか…。

※長くなったので、記事を2回に分けます。
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