まずは今日1日の余談から。

朝一で白河市のまほろんで開催されている「よみがえる文化財」展を見学。
まだ終わったわけではありませんが、多くの仲間たちが、そして時には自分もその中で一緒に取り組んできた4年余の文化財レスキューの姿が、そこに凝縮されていました。
そして、なぜ文化財レスキューが必要なのかを、被災文化財を通して訴えかけてくる、すばらしい展示でした。
さすがH課長です(笑)。
最後のメッセージ欄は、自分がセンターであるばかりでなく、他の方に比べて分量も長く、紙も大きく、やや作為的なものを感じましたけど(笑)。
きっと史料ネットの代表としてこれからもがんばれと、発破をかけられたのでしょう。

その後、H課長に誘われて、那須にまで足を延ばし、黒羽芭蕉の館の「関ヶ原合戦と那須衆」展を見学。
これまた面白い展示でした。H課長、有難うございました。
福島だけを見ていてはだめで、南奥の歴史をわかるには北関東のこともきちんと勉強しなければと痛感。

昼前に大学に戻り、午後は教員会議、そして演習ガイダンス。
2年生はこれからゼミ見学などを経て、3・4年の専門演習のゼミを決定します。
また今年も、ゼミ生が来てくれるのかと不安な日々。
さすがにもうゼロという心配はないと思うけど、はたして何人来てくれるのでしょうか…。また胃が痛くなってきました(笑)。

さて、やっと本題です。
今回も、桑折町のC家、いわき市のD家、そして飯坂のE家の3つを並行して記録整理することにしました。

20151202古文書学実習b (1)

20151202古文書学実習b (5)

さ・ら・に。

今日は遺跡調査課のNさんが来てくださり、津波を被ったD家資料のうち、カビの発生している可能性のある状態の悪いものを、乾燥している冬場のうちにクリーニングしようというご提案をいただきました。

まずは人体への悪影響を避けるため、マスクを二重にし(表面は高性能の防護マスク)、ゴム手袋を着用します。

20151202古文書学実習b (2)

ついで、埃や泥、カビの落とし方について、お手本を見せていただくとともに、懇切丁寧に指導していただきました。

20151202古文書学実習b (6)

20151202古文書学実習b (7)

何となく選んだ(失礼)3名でしたが、指導教員の見る目があったのか(?)、短期間でコツをつかみ、刷毛だけでなくヘラ、ピンセットを巧みに使いこなしているでありませんか!
いつもそうなんですが、うちの学生たちは呑み込みが早いんですよね…。これにはいつも驚かされます。
一心不乱にクリーニングに取り組む後ろ姿は、職人のような雰囲気を醸し出していました。
3人の見事な手さばき?をご覧ください(といっても、わかんないでしょうけど)。

20151202古文書学実習b (3)

20151202古文書学実習b (4)

20151202古文書学実習b (8)

クリーニングはどうしても手間と時間がかかるのですが、あらかじめやっておくと、その後の記録整理作業が相当スムーズになります。
学生たちにとっては、いい実習にもなります。
Nさん、またお時間があれば、ぜひ指導にいらしてくださいね。
よろしくお願いします。
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