前期の授業もまもなく終わり、正規試験期間に入ろうとしています。
そこで今日は、古文書学実習についてご紹介します。

本学類は前身の行政社会学部以来、フィールドワークや実習を重視してきました。
古文書学実習は、博物館学芸員に求められる素養の一つとして、古文書の取り扱い方を学んでもらおうと、学芸員資格の取得を希望する学生を主たる対象に長年開講されてきました。

これまでは、学内に古文書が所蔵されていないということで、長らく学外機関の協力のもとで行われてきました。

そんな中、震災以前から学内の有志が取り組んできた貴重資料調査の過程で、まとまった量の古文書が見つかりました。

そこで、今年度はこの古文書の保全と記録整理を実習のテーマとすることにしました。
宮城ネットでの歴史資料保全活動の経験が豊富な徳竹先生にお手伝いいただけるのも有難いことです。

20130703古文書学実習-06

まずは現状記録と保全を進めるということで、簡単なスケッチをとったあと、まとまったかたちでデジタル撮影し、整理番号を付けながら、中性紙封筒に入れて文書箱に詰めます。

20130703古文書学実習-02

学生は呑み込みが早く、アドヴァイスをもとに自分で考えながら工夫して作業に取り組んでいます。

20130703古文書学実習-01

こういう技術と経験が、歴史資料保全活動の現場でも大いに役立つんですね。
最初の頃に比べても各段と腕を上げているのがよくわかります。

あとは、くずし字をすらすらと読めるようになるといいんですけど、一朝一夕にはいかないもので、それなりの修行が必要ですかね…(笑)。
でも、見たことがある字にだんだん気づくようになってきたみたいで、少しでも読めたりすると、やはり嬉しいみたいです。

20130703古文書学実習-05

20130703古文書学実習-04

前期でひとまず封筒・箱詰めが終わりそうな目処がついたので、後期は1点ごとの記録撮影に入ろうかと考えています。
さらに被災資料を預かって記録作業を進めることも検討しています。
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