8月9日日曜日は、福島大学オープンキャンパスでした。
全学、学類、センターなど各組織でさまざまな企画が目白押しです。
そんな中、われわれ文化史・地域史ゼミは「古文書学実習の実演」という企画で初めて参加しました。

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このブログを始めたきっかけでもある、「行政政策学類で歴史学が学べる」ことを知ってもらいたい、歴史を学びたいという学生にたくさん集まってもらいたいという強い思い、逆にこのまま何もしなければ埋もれて消え去ってしまうという危機感は、2年以上経った今でも何ら変わっていません。
ここ数年、幸いにして文化史ゼミはそれなりの学生数を集めるようになりましたが、それだって水物、いつまた閑古鳥が鳴くやもしれません。
何の努力もしないで偉そうな口をたたく、不平不満をいうだけなら簡単だけど、それでは何も変わらない、だったらだめもとでもいいからどんなことでもやるだけやってみよう、それがとりわけ震災後の福大で自分が一番強く感じ、学んだことなのかもしれません。

幸い、広報委員の先生方から関心を示していただいたこともあり、今回は初めて行政棟の一角を借りて、古文書学実習の実演をやらせていただくことになりました。

連日の猛暑だった福島も、今朝は小雨交じりの曇り空。蒸し暑いですが、風がふけばいくぶん穏やかです。
昨夜の懇親会の疲れも抜けきらない朝9時前から集まってくれた学生たちに手伝ってもらい、セッティングです。

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早くも9時半ぐらいから人が来るようになりましたが、学生たちはいつの間にか、自発的に呼び込みや説明、古文書撮影体験を始めるようになりました。
物おじせず、自分から積極的に話しかけて、くずし字を読んでみせるなどして関心を引き出そうと一所懸命やってくれています。
予想外にみんな頼もしいなあ…。
あと、Mちゃんの絶妙な営業トーク(?)には目を見張りました。ほんと上手いです。
見学してくれた方々に大きな声でお礼の言葉をかけることを忘れないEくんにも感心しました。
徳竹先生もお休みのところ、わざわざ応援に来てくださいました。嬉しいですね。

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午前組のみんなです。学友会がスタッフとして扱ってくれたおかげで、お揃いのTシャツです。

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お昼休みで午後組と交代。
午後からは日差しも強くなり、かなり暑くなってきました。
わたしは学生生活委員の仕事にかかりきりで、片付けの時間までタッチできませんでしたが、聞くところではキャンパスツアーでのグループ見学が多かったようです。
戻ってみると、授業のプリントがおいてあったのには「おいおい」と思いましたが(笑)、ゼミ生なりのアイデアだったようです。まあ、いいかな。

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片づけを終えて、午後組の記念撮影。

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はたしてどの程度の効果があったのかは定かではありません。
何年か先に、「あのときのオープンキャンパスで行政政策の歴史系ゼミを選びました」という学生が出てくれば、それが目に見える成功なのかもしれません。

でも、そんなのは小さなことに過ぎないんだと思いました。
一番嬉しかったのは、学生たちがあれだけ自分で考えて、自発的に動いてくれたこと。
それこそが今回の一番の収穫だったのかもしれません。
彼ら一人一人にとってみれば、自分が今何を学んでいるのかを相手に説明することで、その意味を捉えなおすいいきっかけになったのではないかと思います。
そして人とコミュニケーションをとって思いを伝えることの難しさ、そしてそれが上手くいったときの喜びの大きさを感じられたことも、とてもいい経験になったでしょう。

協力してくれたみんな、本当にありがとう。そしておつかれさまでした。
いつもとは言いませんが(笑)、昨日も、そして今日も、福大の教員であることに幸せと喜び、そしてみんなのようなゼミ生がいてくれることに誇りを感じることのできた、いい一日でした。
地域史のゼミ生たちともより一層距離が縮まり、親しくなれた気がしました。
そして、みんなのような生き生きした笑顔を見せてくれるゼミ生たちがいてくれる限り、わたしは自信をもって福大の教員を続けられるように思います。

そう、わたしはけっこう単純な男なんです(笑)。
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