もう先週の話になりかけていますが、3連休の日祝という、よく考えてみたら聴講者にも関係者にも迷惑な日程で、全5回のうち最後の4・5回をつとめてきました。

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特に祝日の午前中はいい天気で、白河に優に10回以上は足を運んでいるのに、初めて(!?)小峰城跡を散策してきました。
東日本大震災の爪痕はまだまだ残っており、いたいたしいものがあります。

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この白河サテライト講座、依頼されるまでその存在すら知らなかったというていたらくでしたが、もう十数年続いているのだそうです。
聴講者有志と懇談する機会があったのですが、中には初回からずっと参加されている方もおられるそうです。
毎年さまざまな分野の教員が講師として登壇しているようですが、テーマに関係なく、何でも意欲的に受講されている方が少なくないとのことで、その学習意欲の高さに驚かされます。
白河は大学教育へのニーズが高いということは事前に聞いていましたが、あらためて生涯学習への関心の高さと熱心さに敬服する思いでした。

1回目は中世で地元の結城白河(白川)氏を取り上げ、研究によってどこまで明らかにされているかをお話しさせていただきました。
2・3回目は人間発達の小松先生にご担当いただき、4・5回目をお引き受けしました。
当初の依頼では「歴史とまちづくり」がテーマでしたので、4回目で歴史資料保全活動、5回目では、国見町での経験と実践についてお話しさせていただきました。

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初回の反応を見ていて、やっぱりオーソドックスな戦国の話がよかったかなといささか後悔していました。
しかし、熱心に聴いてくださった様子や、こちらの期待以上の受け止め方をしてくださったことがアンケートから伝わり、結果的にはやってみてよかったと、胸をなでおろしました。
さらには、授業準備をする中で、自分なりに頭の中を整理し、これから先を進んでいくための自分の立ち位置を確認することができました。
かえっていい勉強の機会を与えていただいたなと、感謝しています。

4・5回目はスライドをふんだんに用意したのですが、いつもよく使っている、相馬市内の一時保管場所での「バケツリレーでの搬入」の写真に登場する学生の一人が、奇遇にも市の担当者の一人となっていました。
その当時、博物館実習を履修していたのですが、自ら参加を申し出てくれました。
行政政策学類のブログにも、当時の様子が書かれています。
彼女はどんな思いで小生の話を聞いてくれたんでしょうか。

奇しくも昨日は卒業式でした。
こうやってゼミ生、縁あって関わった卒業生たちが福島県内の随所で活躍していくことへの期待感とともに、そうした人材育成に関わっていくものとしての責任の重さも痛感しています。
2017.03.25 2016年度卒業式
金曜日の福島は、朝から雪が吹雪いたり、かと思うと眩しいくらいの春の陽気になったりと、変化のめまぐるしい一日でした。

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そんな中、福島大学の卒業式があり、我がゼミもやや予定外(予想外)な事態もありつつ、6回目の卒業生を無事に送り出すことができました。

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振り返ってみると、1回目は一番の贅沢者(笑)。

2回目は、放っておいてもこれだけしっかり卒論を書いてくれるのが福大生なんだと、指導教員に誤った認識(笑)を植えつけた子たち。

3回目は、実はそうでないのが大半であるという当たり前の現実を前にして、指導が至らなかったことを今でも悔やみ、申し訳なく思っている子たち。

4回目は、妙に子どもっぽくて、おしゃべりで、不思議なくらい仲よくて、今に至る学生たちとの距離感や、卒論指導のかたちを一緒に作ってきた子たち。

5回目は、頼りなくて、涙もろくて、心配ばかりかけさせて、だから卒業した今でも心配な、でも人間的に一番深く付き合ったであろう子たち。

そして6回目。
それぞれがしっかりしている、わりとできる子たちというイメージがあって、でも実はそれぞれ、そうでもなかったという(笑)子たちなのかな。
どこか抜けてたり、甘かったり、ずれてたり、いざというときに頼りなかったり、とか。
でも、そんな人間臭さもコミコミで、やっぱり今年も大切で大好きな卒業生たちとして送り出すことができました。

2016年度ゼミ仲間としての証とともに、あらためて卒業おめでとう。

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