金曜日はゼミの日です。
毎回というわけではありませんが、よくお菓子が並びます。
今日は、わたしが日頃から一番お世話になっている方からの下賜品です。
学生がたくさんいるからと、いっぱい入ったのを買ってきてくれました。

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夕方からは月1回の金曜日の古文書記録整理の作業でした。
週末なら仕事帰りに社会人の皆さんも参加しやすいのでは…という目論見で始めたのですが、 こちらの都合で水曜日より幾分か時間帯が早いこともあり、なかなか上手く集められていないというのが正直なところです。

そんな中、今日は4月から社会人となったばかりの卒業生が偶然にも2人応援にかけつけてくれました。

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このところ、3年生の指導にしっかりあたってくれて、上級性としての自覚と貫禄らしきものも出てきた4年生ですが、卒業生が来るとすっかり後輩の甘えん坊になるみたいです(笑)。
就活などで不安を抱える時期だけに、一足先に社会人となった先輩たちはとても頼り甲斐があるんでしょうね。
とにかく話がしたくてたまらないといった雰囲気ありありで、帰りも名残り惜しそうにしていました。
結局、終了後に有志で後半戦に突入したようです(笑)。

そして昨日、飯館村の文化財調査の件でお目にかかったばかりの佐藤さんも、資料記録整理を見学に来てくださいました。
せっかくなので、学生たちと一緒に作業に加わっていただきました。
実際に体験していただいたことで、現地での出張撮影や、センターに資料を運んでの撮影も含め、いろいろな可能性を検討していただけるのではないかと思います。

7台の機材をフル稼働させたことで、写真撮影はだいぶスピードが上がってきた感じです。
あとは目録作りをどうするかが課題です。

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終了後には卒業生からのお土産とともに、再びKさんから飲料を頂戴してしまいました。恐縮の至りです。
ちなみに、右が卒業生の地元本宮のお菓子、左はわたしが3月に買った札幌土産です(もちろん賞味期限は大丈夫)。
その当時はまさかこんなに参加者が集まると思わなかったので、人数分は用意できず、3年生に優先的にあげました。
授業ではありますが、みんなおつかれさまという心ばかりの感謝の気持ちです。

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2週間ぶりの古文書学実習です。

今回は30分前から資料保管室を開けて、希望者に三脚とデジカメのセッティングの自主練をしてもらえるようにしました。
仲間と一緒だと、自身のない人はついお任せになってしまい、いつまでもやり方を覚えられません。
周りを気にせず自分のペースで練習してもらえる時間があった方がいいだろうと思って呼びかけたら、けっこう来てくれました。
4年生が指導してくれるので、とっても助かります。

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三宅先生の後任として人間発達文化学類に着任された小松先生が、指導の手伝いに来てくださいました。
読みにくい近代史料が多いので、とても頼りになります。
4年生も…ぼーっと突っ立っているだけのような気もしますが(笑)、一応頼りになります。

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ボランティアでご参加いただいている方から、「学生さんたちが暑い中、一所懸命やっているから、のどを潤してください」と、差し入れの飲料をいただきました。
作業に参加していただいているだけでも有難いのに、お心遣いに恐縮するばかりです。
せっかくのお気持ちなので、学生たちと美味しくいただきました。

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今週は月1回の金曜日の作業が明後日にあります。
研究室に戻ったら、「金曜日にあるというので、参加してもいいですか?」という卒業生からの嬉しいメールが。
喜んで待ってます。
一ノ関で1泊し、いよいよ骨寺村へ。

ここは中世、中尊寺の荘園だったところで、東北地方で唯一の荘園絵図(今でいう地図の一種)が残っており、しかも大きな開発がなかったため、中世の景観がよく残っているところだと言われています。
荘園絵図についてはこちらをご覧ください。

またもや20年ほど前(笑)、大学院の授業で、絵画史料論・荘園絵図論の第一人者である黒田日出男先生が行きたいところの一つだと仰っていて、自分もいつかぜひ訪れたいと思っていたところの一つです。

まずはバスで厳美渓へ。
一ノ関市博物館が開館前だったため、せっかくなので厳美渓を散策。
自然の生み出した絶景に、皆で感動しました。
吊り橋はけっこうスリリングでした。





Mちゃんが「先生、これやりたい」というので、かごにお金を入れて板をたたくと、あっという間にするすると対岸に渡ってお店に。





間もなくして、お茶とお団子が到着。





みたらし、胡麻あん、こしあんの3種類。
やわらかくて美味しかったです。

一通り楽しんだのち、一ノ関市博物館へ。
ラッキーなことに、入場無料の日でした。



ここでしっかり、骨寺村について予習。
乗ろうとしたバスが平日のみの運転だったため、タクシーを呼んでもらって骨寺村へ。
親切にしていただいた博物館の皆様、ありがとうございました。

いよいよ骨寺村に。
まずは若神子亭という交流施設へ。
ガイドの方に声をかけていただいたので、シアターでビデオを拝見。



空撮による骨寺村の映像をみて、否が応でも期待感が高まります。
こういう映像をみて胸躍らせる自分は、今さらながら歴史大好きなんだって再確認しました。

午後からの散策に備えて早めの昼食。
南部一郎というのはカボチャの品種で、それを練り込んだうどんをチョイス。
空腹だったので大盛りを頼んだら、あらびっくり。
でも美味しかったので、結局は食べてしまいました(笑)。


(上が普通盛り、下が大盛り)

考古学ゼミのMくんが、どこかで見たようなものを発見。



そう、平泉文化遺産センターで島原さんに見せていただいた紙芝居です。
さすが先輩思いのMくん!
意外なところでの再会でした(笑)。

交流館の方がとても親切で、わざわざ7人分の自転車を手配してくださいました。
終始親切にしていただき、学生ともども感謝しております。



モデルコースに従い、荘園の故地を自転車で散策。

栗駒山から吹き下ろす風がかなり強く、家の西側は屋敷林で覆われています。
東北地方では居久根(イグネ)というそうです。



中央を流れる本寺川と、山からの沢水を灌漑用水として荘園の開発が始まったとされます。
圃場整備が入っていないことから、さまざまな形の小規模な水田を見ることができます。



荘園絵図に出てくる六所宮と考えられている駒形根神社からは、本寺川の両側に広がる水田の光景をみることができます。





そのまっすぐ先に見える、ひときわ目立つ水田の中の木立に、荘園絵図に出てくる若神子社があるそうです。



何の変哲もない農村の風景にしか見えないかも知れませんが、中世の荘園絵図を知る者にとっては、感動の世界が眼前に広がっていました。
やや大げさかもしれませんが、長年の夢がかなった瞬間でもありました。

帰りは交流館で、バスの待ち時間を利用し、皆で南部一郎カボチャの入ったマドレーヌかシフォンケーキをいただいてから帰りました。



5月末には田植えのイベントもあるそうです。荘園領主になれるオーナー制度もあるとのことです。

気を良くしたわたしは、早くも来年の春のゼミ旅行の計画を練りはじめています(笑)。
今年は初めての試みとして、春のプチゼミ旅行を企画しました。
以前から春の旅行を実施している考古学ゼミや地域史ゼミに対抗したわけではありません。
本当のことをいうと、中世の荘園遺跡である骨寺村に以前からずっと行ってみたかったからなんです(笑)。
でも、せっかくなら新ゼミ生たちとの交流の機会にもなるので、誘ってみました。

結局、ゼミ生20名のうち15名、考古学ゼミから2名が参加してくれました。
平泉に行くのは、大学院生の頃だったか、ゼミ旅行に付いていって以来だから、20年ぶりぐらいかも。
(→最近、「大学院生の頃」という意味で「20年ぶり」という大雑把な表現を多用している気がします…)

朝9時過ぎに平泉駅に集合。
あいにくの小雨模様。
Yちゃんが「私、平泉に来て晴れたことがないんです」と不吉なお言葉を(笑)。

お決まりのコースで、まずは観自在王院跡と毛越寺を見学。
毛越寺を見終わる頃には傘もいらない感じになっていたので、庭園と門をバックに記念撮影。





ついで、平泉文化遺産センターへ。



こちらにお勤めの福大OB(工藤ゼミ出身)の島原さんにご挨拶。
用意していただいたPowerPointで、世界遺産・平泉についてのご説明を頂きました。
場面は、ただでさえわかりにくい平泉の歴史を子どもに説明するために作った紙芝居を、スライドで紹介してくださったところです。



センターを出るときには雨も止んで快晴に。
自称晴れ男の教員がYちゃんに勝った瞬間でもありました(笑)。

中尊寺へ向かう途中で各々昼食。
ブログを意識して(笑)、前沢牛のステーキどんぶりを注文。



中尊寺の入り口で再集合し、集合写真の撮影後、こんなに参道が長くて急勾配だったかな…と思いつつ、金色堂へ。
ここでももちろん記念撮影。



あとは3時半に無量光院跡に集合として、自由行動に。
途中で会ったMちゃん、考古学のYくんと合流し、義経堂へ。
最終的にはほとんどの学生が登ってきました。

無量光院跡、柳之御所跡では、島原さんの現場担当者ならではの詳細かつ丁寧な案内をいただきました。
学生たちも説明に熱心に聞き入り、しきりに頷いていました。



終了後、島原さんを交えての懇親会。こちらはかなり盛り上がりました。



福島への日帰り組を見送り、宿泊組は島原さんと二次会へ。
福大OBとの楽しい交流のひとときでした。お付き合いいただき、ありがとうございました。

2日目は続編で。
5月の連休も終わり、これからしばらくはノンストップの多忙な日々が続きます。
ゼミでの史料講読のレポーターも、4年生のお手本が終わり、いよいよ3年生の出番となりました。

そんなある日、昼休みに「食わず嫌い王決定戦」なる自主企画?が。

Gくんは①たこわさび ②ところてん ③辛子明太子



Kくんは①いかにんじん ②切干だいこん ③わかめごはんをセレクト。



さて、正解は何だったでしょう?
はたして勝者は?
そして罰ゲームは?
答えはCMのあとで(笑)。





この日のゼミでは、Sちゃんが就職活動での苦心談にもとづき、3年生のうちから学内外のゼミ活動に積極的に参加して、いろいろな経験を積んだ方がいいという話をしてくれました。
彼女の中では、大学やゼミでの自分の立ち位置や役割を考えた時に、それをうまく表現できないのは、いろいろな活動に積極的に参加しなかったからではないかという、反省というか後悔のようなものがあったようです。
でも、その葛藤を言葉にする中で、頭の中がだんだんと整理され、自分のことを人前で語れるようになったみたいです。
本番ではきっと自分のことをしっかりアピールできるよ。がんばれ!

ついでに、この前の南相馬での文化財レスキューに参加した学生たちにも、率直な感想を話してもらいました。
一人一人が違う視点から、自分の言葉で思いのたけを熱く語ってくれたのは、成長の証だなと思いました。
3年生にはまだまだ実感がわかないかもしれないけれど、4年生の言葉はきっとこの後になって生きてきます。
そのくらい、みんないいことを言ってくれました。

あるゼミ生いわく、文化史ゼミのいいところは、和気あいあいとして笑いの絶えない雰囲気と、OnとOffの切り替えがうまくできているところなんだそうです。
そんなアットホームな雰囲気づくりに大切な役割をはたしているのが、美味しいお菓子。
毎回というわけではないのですが、休憩時間に疲れた脳を癒やすにはちょうどいいんです。
でも、最近の悩みの種は、20個用意しても自分の分がないこと(笑)。

今回は、いつも仕事を手伝っていただいている石塚さんのふるさと土産。



そしてAくんの差し入れ。
前に仙台での研究会で昼食をとったときに、ここの抹茶どら焼を食べた記憶があります。



今回も、真剣な中に笑い声の聞こえる、和やかな雰囲気のゼミとなりましたとさ(笑)。

[追記]
そのときのゼミの最初に紹介したのが、母校である都立新宿高校の進路指導部通信『新宿進化』第2号でした。
自分の半生記?みたいなものですが、よろしければご一読ください。
12~15日にかけて、南相馬市で博物館資料の搬送作業がありました。
福大からは12日に徳竹先生と自分と学生たち、14日に菊地先生と学生たちが参加しました。
参加者一同のがんばりもあって、4日間の予定のところ、3日間で終わったそうです。
日程の終了したところで記事を掲載しました。

今回は、東日本大震災で被災した博物館の資料を一時保管していた廃校の校舎が解体されることになり、とりあえず別の場所に避難させなければならなくなったことによる作業です(関連記事はこちら)。
大量の資料を短期間で移送しなければならないため、福島県被災文化財等救援委員会幹事会を中心に協力者を募り、支援に入りました。

当日は朝から電車の遅延に見舞われましたが、ナビのおかげ?で見事に遅れを取り戻し、一時保管場所のある相馬市内に10時に到着。
2012年から13年にかけて、旧警戒区域の博物館資料を搬入する作業を手伝いに、学生たちと何度も足を運んだ懐かしい場所です。
(詳細は行政政策学類有志ブログをご覧ください ☞記事① 記事② 記事③)
その経験があるのは、今では修士2年のNくんだけになってしまいました。

参加者との顔合わせ、打ち合わせをしていると、第一陣の大型トラック2台が到着。



大量の民具とともに、設置するスチール棚も一緒に運ばれてきました。





学芸員と教員、学生が入り交じっての重労働となりました…。



スチール棚も2階に(!)運びました。



しばらく休憩を挟んで、お昼過ぎに第二陣が到着。
再びスチール棚に大型民具と容赦なく襲いかかってきます(笑)。
またもや2階まで運ぶ重労働…。





みんなで汗まみれになりながらがんばって、ようやくお楽しみの昼食です。



昼食後はしばらく時間があいたため、暇を持て余した学生とキャッチボール。
とはいっても、軍手を丸めただけですけど(笑)。
息子や娘と遊ぶお父さん…にはまだまだ見られたくありません(笑)。





そんな感じで余裕をかましていたら、第三陣は大量の段ボール箱に入った書籍や書類の山(!)で、これまたかなりきつかったです…。



皆が口もきけないくらい疲労困憊しているのに、趣味のロッククライミングに興じるかのように、壁をよじ登る元気な人が…(笑)。



そして初日大トリの第四陣には、くせものの化石! しかも四人がかりで厚手の毛布にくるませて運ばないとならないほど重い…。



へとへとになりつつも、いい汗をかいた1日でした。
お疲れさまでした。

帰りのご褒美はこれ。



霊山の「まきばのジャージー」のアイスです(・ω・)
あまりにも美味しいので、速攻で食べ終わりました。
まだ食べているみんなが羨ましくなって(?)、小サイズをもう一つ食べてしまいました(笑)。



ちなみに14日の様子も写真だけご紹介します。
こちらも遺物の木材を運ぶなど重労働だったようですが、早めに終わり、お土産を携えて帰ってきました。
授業が終わったところで、ゼミ生と美味しくいただきました。ごちそうさま。

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参加された皆様、3日間おつかれさまでした。
学生ともども、いい経験をさせていただきました。
その充実ぶりは、一日の出来事を楽しそうに語る学生たちの生き生きとした様子が物語っているように思います。
この場を借りて、関係各位にお礼申し上げます。
早いものでもう5月半ば。
世間様でいうGWも、たまった原稿の執筆ですべて消えてしまいました…。それでもまだ、たんまり残っています…。
今週はいろいろありました。週末にもいろいろあるので、追って記事を書きます。

ちなみに、ブログを更新する余裕もネタもなく放っておいたんですが、ゼミ生のKくんは毎日チェックしているんだそうです(笑)。
ごめんね、ちっとも更新しなくて。
周囲のゼミ生は大笑いしていましたが、案外いいところのある奴です。

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(↑?)

連休を挟んだこともあり、ようやく2回目の古文書学実習です。
4年生が大勢指導に駆けつけてくれました。ありがたいことです。
3年生もだいぶ慣れてきたようです。

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今日から3年生にも、パソコンでの目録作りを体験してもらいました。
院生と4年生がしっかりついて、一緒に知恵を絞ってくずし字の解読にとりくんでくれました。
柳田先生にも来ていただき、いつもながら丁寧に指導していただきました。感謝申し上げます。

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人数も増えてきたので、もう少し大勢で撮影できるよう、撮影台を新たに作ることにしました。
ホワイトボードに中性紙封筒を加工して貼り付けたものです。

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固着した史料を乖離させるための木のヘラも、何と扇子の骨を解体したものなんです。アイデアマンですね…。

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科目等履修生で古文書の授業に参加し、実習にも古文書整理のボランティアで来てくださるKさんが「先生、いやあ本当に面白いですね。有難うございます。」と、喜んでお帰りになられました。
こちらがお礼を言わなければならないところ、かえって恐縮です。
でも、やってみれば面白いし、歴史資料を護る大切さも実感してもらえます。
ぜひ多くの学生、社会人の方々にも体験していただきたいと思います。
今月は27日(水)と29日(金)にやります。
よろしければご参加ください。