2015.03.26 2014年度卒業式
福島大学は例年、3月25日が卒業式です。
今年もその季節がやってきました。

当日は朝から来年度の委員の引き継ぎ。
「三大激務職」と言われるのが教務、入試、学生生活ですが、教務委員に次いで今度は学生生活委員になりました。
教務委員の時と同じように、4月早々からガイダンスが始まります。
ノルマ数の関係上、よほどのことがなければ1年生のゼミを持つことのない自分が、初めて合宿ガイダンスにも参加することになりました。
普段は3・4年のゼミ生としかつきあうことがないので、半ば興味津々、半ば不安だらけといったところです。
でも、覚悟は決めました(笑)。

学位記授与式では代表が受け取り、個々の学生たちは別会場で学位記(いわゆる卒業証書)を受け取りに来るので、教員有志がボランティアで手渡しします。

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1時間ほどで終了し、今度はゼミ生たちとの集合写真です。
ゼミ生が多くなり、実習室では手狭になってしまったので、今年から隣の演習室にしました。
3年生たちが集まり、会場設営に尽力してくれました。

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考古学・文化史・地域史の歴史系3ゼミ全員で(若干欠けましたが)記念撮影です。

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その後、学生たちに心ばかりの記念品を渡しました。
今年は試しに「文化史ゼミ版 卒業アルバム」を作ってみました。
編集しながら、2年間のたくさんの楽しかった思い出が一つ一つ鮮明に思い出されました。



学生たちからは思いがけず、お礼の品をいただいてしまいました。
2年間の教育の成果(?)でしょうか、教員が喜ぶ「つぼ」を心得た、出来の良い卒業生たちです(・ω・)
4月からはこのトートバッグをもって学生生活委員会に出ることにします(笑)。

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(ちなみに右はビーズクッション)

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こんな気遣いまでしてもらいました。本当にかわいい子たちです。ありがとうございます。

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研究室にくれた記念品です。ゼミ生が増えてもへっちゃらです。

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午後からは福島駅前に場所を移して卒業パーティーです。

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今回は思いがけず、ビンゴゲームの賞品選びと贈呈役を仰せつかりました。
4年のゼミを担当する教員の中から選ばれたそうですが、今考えると、学生生活委員の「予兆」だったのかも…。

3ゼミ合同で集合写真を撮ったら、あとは適当に…。

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今年の卒業生たちは、東日本大震災と原発事故による混乱の中で入学してきた学生たちです。
いろいろな不安や迷い、葛藤を抱えていたことでしょうが、それでもこの4年間、福島県とともにあゆむ本学だからこそできた多くの学びと経験を積み重ねてきました。
それらがやがては社会に出てからの自信となって、彼ら・彼女らをさらに大きく成長させてくれることでしょう。

今までの卒業生たちと同じく、これからも変わらず、末永く仲良くつきあっていきましょう。
あらためてご卒業おめでとうございます。

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追伸:26日付『福島民報』に、2年間ともに学んできた、地域史ゼミの宍戸くんの記事が掲載されました。
今度は南相馬で会いましょう!いずれは一緒に歴史資料保全活動に取り組んでいきたいですね。
3月は入試シーズンの大詰め、そして年度末でもあり、何かと忙しい時期です。

3・11から丸4年という前日の10日に、文化遺産防災ネットワーク有識者会議の委員に任命され、出席してきました。
錚々たる委員の方々に交じって、小生などが「有識者」でいいのかなという感じなのですが…。
でも、福島のために責任ある役目を任されたととらえ、1年間がんばってきます。

11日からは国連世界防災会議が始まり、13日には品川プリンスホテル(!)にて東京シンポジウムが開催され、傍聴してきました。



福島からは県教委の丹野さんが福島の現状と課題を報告されました。
その中で、福大の学生の活躍についてもふれていただきました。心より感謝申し上げます。



内容は決して明るいものではなく、むしろ深刻で重苦しいものでしたが、最後のスライドを飾ったのが、作業後に撮る笑顔満載の記念写真の数々でした。
丹野さんのやさしいお人柄が伝わってくると同時に、全国からのご支援を頂きながら、福島の未来に向かって前向きに進んでいこうとする決意を感じさせる、とてもいい演出だったと思います。
当事者の一人としても感慨深いものでした。

昨日が20日には、福島大学研究・地域連携成果報告会が開催されました。





産業振興、技術開発、原発、まちづくり、スポーツと健康といった、県民の生命・生活に直結する報告に交じって、「文化財」でよかったのかな?場違い?と思わないでもありませんでしたが、終了後の交流会の席では好意的な評価をいただいたので、よしとしておきましょう。

この企画は今回が初めての試みだったそうですが、大学側は次年度以降の継続的な開催に意欲的でした。
福大には本当に多彩な教員がいて、いろいろ面白いことを考え、実践しています。
それが十分に知られていないのは、あまりにももったいないです。
多くの教員、そして学生たちの意欲的な取り組みにスポットがあたり、魅力ある研究・教育そして地域貢献の場としての福大を広くアピールできるような場になることを願っています。
土曜日は昨年6月以来、久しぶりにいわきでの活動でした。

県博学芸員の内山さんにご指導いただき、茨城大の院生・学生さん、いわき市内の有志、地元の地区振興会の皆さんにご参加いただきました。
福大からは徳竹先生、学生3名が参加しました。

あいにくの空模様の中、午前中は残っていた被災民具のクリーニングから始めました。
民具の包み紙も古新聞などが再利用されているので保存します。
しわをのばし、埃を払い、中性紙の封筒と文書箱に収めていきます。

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お昼は、このためにいわきに来ているといっても過言ではない(?)唐揚弁当が、残念ながらなくなってしまいました…(涙)
でも、新しいお弁当がこれまた美味しかったので、今度はこちらをお目当てにします(笑)。さすがBQさんセレクトです。

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午後からは本格的に記録撮影に入りました。
まず、基本となる全体写真1枚を撮り、プリントアウトします。
データはパソコンで番号を付け直し、一括管理します。

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前回、資料カードの作成にあたり、スケッチにかなりの時間を取ってしまったので、今回からは写真を台紙に貼り、法量などの情報を書き込むのに利用することにしました。

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さらに部分撮影しながら、情報を資料カードに書き込んでいきます。
物によっては、大量の漆器が収納されていて、しかもなぜか家紋がバラバラだったりしたため、1つずつ部分撮影したりしていると、終わらせるのにかなりの時間を要しました。

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休憩時間に、思い思いに持ち寄ったお菓子をいただいたのですが、これはいわきでは有名なものなのだそうです。
美味しかったです。ごちそうさまでした(^O^)

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記録整理が終わるまでにはまだまだ時間と労力がかかりそうですが、次回は間が空かないよう、早いうちに実施したいと考えています。

民具資料の記録整理作業には、いつもの古文書とはまた違った面白さがあります。
内山さんのご指導と、理解ある地元の方々、意欲的な学生たちのおかげで、次につながるいい成果があげられました。
参加された皆様、おつかれさまでした。
またよろしくお願いいたします。

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帰りのいわき駅では奇遇にも、先週の福島フォーラムでご一緒した吉野さんをはじめ、翌日に双葉町に調査に入る一行に出会いました。
自分は用事で参加できないのですが、いずれ何らかのかたちで協力したいと考えています。がんばってきてください。
ただでさえ28日と短い2月。あっという間に過ぎてしまいました…。
月末の金曜夜は、早くも卒業生の追い出しコンパ(⇒本当はまだ、卒業が決まっていませんが…)。
文化史・地域史ゼミ合同で、恒例の寄せ書きぬいぐるみ(代表)とともに。





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こちらは卒業生の寄せ書きと、文化史ゼミの記念品です。
会津塗のおちょこかな?選んでくれたYちゃんのおしゃれセンスはさすがです。
「文化史2014」の文字入りです。



土日は朝日カルチャー主催の福島フォーラムでした。
これまで新宿、気仙沼、陸前高田と続いてきたそうで、今回は福島です。

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私は初日の【講座Ⅰ】で、双葉町の吉野高光さんとともに被災地の文化財・震災資料の保全についてお話しさせていただきました。
昨年の毎日新聞紙上で対談させていただいた富岡町の三瓶秀文さんと同じく、吉野さんは旧警戒区域の文化財レスキューでお手伝いさせていただいてからの長いおつきあいになる、大切な仲間の一人です。
とはいうものの、ご多忙な吉野さんとお目にかかるのは久しぶりのことです。
これまたずっとお世話になっている、神戸の史料ネットの川内淳史さんに司会進行役をつとめていただきました。

自分はかわり映えしない話で申し訳なかったのですが、それでも初めての方には、ダイジェストながら活動現場の写真をご覧いただいて、福島の歴史資料保全活動の経緯を知っていただくことができたのではないかと思います。

ふくしま歴史資料保存ネットワークの活動(阿部浩一)top-page-001_convert_20150301223256

吉野さんのお話は『ふくしま再生と歴史・文化遺産』でも拝聴していましたが、その後の展開も含めて新たにうかがう内容も多く、学ぶことの多いご報告でした。
質疑応答では、フロアならびに司会から的確かつ有難いご質問を頂戴しました。感謝申し上げます。

その後は漁業史の濱田さん、東北論の河西さんと、第一線の方々の刺激的なお話がありました。
会場には徳竹先生はじめ、知り合いの顔もちらほら。
その中に交じって、考古学の院生のSくん、文化史ゼミのMくん、考古学ゼミのHくんも聴きにきてくれました。
向学心旺盛な学生たちの存在は、教員にとって心強いものです。

夜の交流会は2次会までお付き合いさせていただきました。
新たに面識を得られた方々とも交流させていただき、実りある時間となりました。
フォーラムの常連さんと思しき何人かの方々からは「面白かった」とお声がけいただきました。報告者にとっては一番嬉しい言葉です。



2日目は気がつけばもう3月…(涙)
朝から4本の濃い報告でしたが、同僚の小山さん(経済経営学類)とフォーラムのメンバーによる、拝聴する機会のなかなかない経済学のお話は新鮮で面白く、歴史資料保全活動にとっても示唆に富む、充実した内容でした。

昼食を挟んで、午後は2時間のディスカッション。
2時間も…と思われるでしょうが、それでも結局は30分オーバー(笑)。

個人的には、自分およびふくしま史料ネットの活動を振り返り見つめなおす、いい機会になりました。
お声がけいただいた大門正克さん、登壇者はじめ関係者の皆様、2日間でのべ100数十名の参加者の皆様に心より御礼申し上げます。
今回考えたことは、いずれ何かの機会にかたちにさせていただくつもりです。