3月末となり、まもなく新年度です。
わが文化史ゼミも、おかげさまで5人が無事に卒業しました。
うち1名がたまたまですが、行政政策学類の総代を任されるという名誉なこともありました。

山形ネットからは、歴史資料保全活動に従事した卒業生たち全員に、慰労の花とメッセージを送っていただきました。
黄色いカーネーションの花言葉は「感謝・慰労」なんだそうです。





そして3月は別れの時期でもあります。
福大から他大学に異動される職員の方に頂戴しました。
このセンス、とても好きです(笑)。



あと2日で、2年にわたる教務委員もお役御免となります。
特にこの1年間、非力な教務委員長を全力で支えてくださった教務課の方々、頼れる教務委員の仲間に、この場を借りて心より感謝申し上げます。
本当にきつい1年でしたが、これでようやく自分も福島大学の一員になれた気がしています。



さて、相変わらず前置きが長いですが、今日はいわきでの資料レスキューの続編です。
2月に一時保管場所に搬入した民具類の整理作業です。

今日は徳竹先生と学生8名、4月から仲間になる編入生も参加してくれました。

午前中は打ち合わせのあと、作業場所の環境整備です。
資料を保護する意味もあり、遮光カーテンを取り付けました。



続いて、記録整理前のクリーニングです。
木箱に収められたお膳やお腕などを1つ1つ取り出し、埃をはらっていきます。





中にはレコードなどもありました。今となっては懐かしいものです。



お昼はリクエスト通りに唐揚げ弁当です。みんな感激のまいう~でした(・ω・)





資料の点数がかなり多いため、クリーニングは午後も続きました。
みんな集中力を切らさず作業を続けてくれて、感心します(パノラマで撮ってみました)。



福島県立博物館の内山大介さんには、民具の整理や記録調査について終始ご指導いただきました。有難うございました。
そして参加された地元いわきの関係者の皆様、福大と茨大の学生の皆さん、本当におつかれさまでした。
次の機会にまたよろしくお願いします。





2014.03.23 資料調査@国見
3月も後半となりました。
先週は追いコンがあり、25日は卒業式です。
ゼミ生たちが作ってくれた卒業記念品はこれです。なかなかおしゃれでしょ?
ねこちゃん好きの先生と大酒呑みの卒業生のことをよくわかっている、かわいいゼミ生たちです(・ω・)







さて、今回は恒例となった春の国見町での資料調査です。
国見町とは、東日本大震災での被災資料のレスキュー以来、資料保全や所在確認調査を一緒にやっています。
町職員の大栗行貴さん(地域政策科学研究科修了生、考古学)の尽力の賜物です。感謝感謝です。





今回も徳竹先生、文化史・地域史ゼミの有志、そして国見町、郷土史研究会、町内会の協力のもとで行われました。
金曜日は学生9名が参加してくれました。
午前中はミーティングの後、新たにゼミ生として迎える2年生にデジカメ撮影を体験してもらいました。
初めてのセッティングに戸惑う学生もいましたが、3年生の指導のおかげでスムーズに撮影に入ることができました。
それにしても、3年生の指導力には目を見張るものがあります。これも1年間の古文書学実習の成果ですね。





午後からは資料調査でした。
町内の旧家に関する資料があるとの情報を伝え聞いてはいましたが、所蔵者に調べていただいたところ、大量の文書が目の前に。
ひとかたまりで50通くらいありましたから、ざっと500通(!)といったところでしょうか。



本格的な資料調査の始まりです。
2年生にはいきなりの本番だったはずなのですが、午前中に予行演習?していたおかげで、初めてとは思えないくらい順調に事が運びました。



今回拝見させていただいた資料はごく一部であることがわかりました。
お話しをうかがった限りでは数千点ありそうで、これまでの調査でも最大級となりそうです。
国見町史でもほとんど紹介されていなかったそうなので、貴重な再発見と言えるでしょう。

土曜日は学生7名の参加で、主に寺社の文化財調査でした。
仏像等の撮影、石塔の調査、聞き取りや宝物の確認などを行いましたが、調査に専念する余り、肝心の作業風景を撮り忘れました…。
こんな雰囲気です。

国見調査20140322 (1)

国見調査20140322 (2)

国見町はとりわけ歴史と文化の豊かなまちですが、どこの市町村にも歴史・文化遺産はひっそりと眠っています。
それらを無理やり叩き起こす必要はありませんが(笑)、穏やかな光をあてることで、ここちよい朝の目覚めを迎えさせてあげる、そんなお手伝いができればと思っています。

今日は東日本大震災から丸3年。
今朝の福島民報では、震災3年特集の連載として、文化財と地域づくりを取り上げています。
私も先日、記者の取材をうけてお話しさせていただきました。
6~8面の3面分を使って大きく特集を組んでいます。
機会があればご覧ください。
こちらから記事を読むことができます(3/14追記)

あわせて、事後報告になりますが、3月5日の早朝にはNHKラジオ「ラジオ深夜便」の「明日へのことば」でインタヴューを放送していただきました。
もちろん録音です。朝4時から生放送で滑らかに話せるわけありません(笑)。
先日完成した報告書をお送りした際にご案内したこともあって、真夜中?早朝?の放送にもかかわらず、思いがけない方から「聴いたよ」と声をかけていただいたり、わざわざメールでご連絡をいただいたりしました。
特に、今まで福島の歴史資料保全活動の具体的内容をご存知なかった方からは、わかりやすかったと言っていただきました。
この場を借りて感謝申し上げます。

これも事後報告ですが、3月5日には福島民友で報告書のことを記事に掲載していただきました。
写真入りで大きく取り上げていただきましたので、少々恥ずかしいですが、機会があればお目通しください。
こちらも残念ながら、ネット配信の記事にはなっていません。
新聞もラジオも「著作権」がありますから、いくら自分に関係するものでも、勝手にネット上に流すわけにはいきませんからね…。

そうそう、先日ご紹介した、河北新報での『ふくしま再生と歴史・文化遺産』(山川出版社刊)の新刊紹介はこちらで読めます。
それから、福島県立美術館の伊藤匡さんの文化財レスキューレポートでも書籍のことをご紹介いただいてます。

3年前のあの日は、山から吹雪が押し寄せてくるあいにくの天気で、建物(西口のコラッセでした)から外に避難した途端、今度は寒さに襲われて、たまりかねて建物の中に戻りました。
そういえば昨日も、もうだいぶ暖かくなったとたかをくくっていたら、突然の寒波で雪が舞い、かなり寒い思いをしました。3年前の「あの日」を彷彿とさせる天気でした。
3年経って歴史資料保全活動は何ができたのか、どこまで進んだのか、私自身は自信をもって言えませんが、この3年間を振り返り、初心にたちかえって気を引き締めなおす1日にしたいと思います。
(写真はいずれも3年前の4月の作業の様子で、本間宏さんに提供していただき、あちこちで使ったものです・笑)

震災丸3年 2

震災丸3年 1

震災丸3年 3