昨日の土曜日、今年も博物館実習の授業の一環として、日本のエコミュージアムの先駆けでもある山形県朝日町を訪れました。

 第1回(2013年度) 第2回(2014年度) 第3回(2015年度)  第4回(2016年度)

いつもの通りに、大学の借上げバスで福島駅西口を出発し、約2時間で到着。
午前中はNPO法人朝日町エコミュージアム協会の長岡理事長の講義を受けました。

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学生たちは熱心に講義を受けていたので気づかなかったようですが、外は突如として大雨に。
あとで聞いたところ、いわゆるゲリラ豪雨のように、周辺地域だけ15分くらいどっと降ったようです。
幸いなことに、質疑応答が終わって出発する頃にはすっかり青空となっていました。

午後のサテライト見学の前に昼食。
今年も初めてのところで、東京から移って来られたご夫婦が開いたKaRaKaRaさんにご用意いただきました。
ドライカレーが美味しくて、食後にはデザートもついて大満足でした(^o^)
さくらんぼは時期的にもう終っていたのですが、今では珍しくなったナポレオン品種が手に入ったんだそうです。

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今年は定番スポットと寺社信仰を軸にサテライト見学を設定しました。
最初は椹平(くぬぎだいら)の棚田に向かう途中で下車し、能中地区の信仰の場である二渡神社へ。
ここは西五百川(いもがわ)三十三観音の第二十八番札所となっています(あれ、神社だけど…)。

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そのまま歩いて、椹平(くぬぎだいら)の棚田へ。

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いつ来てもいい眺めです。学生たちもそれぞれカメラを向けていました。

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ここで収穫されるお米は棚田米としてブランド化されて流通しているそうです。

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次は第三十番札所の夏草観音堂へ。

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その奥にある佐竹家住宅も、外から少しだけ拝見させていただきました(見学には事前申し込みが必要)。

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つづいて第一番札所の水口十一面観音堂へ。
ここも中まで入って拝観させていただきました。

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この裏手には、戦国時代の水口館跡があります。
2013年に初めて来たときにご案内いただいたことを思い出して、皆で登ってみました。
たまたま地元で草刈りをしてくださっておかげで、草むらをかきわけずにすみました。
いずれは花を植えて、地元でも親しまれる公園としても整備したいのだそうです。

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そして最後に、忘れてはならない空気神社へ。
来るたびに参道がきれいに整備されていて、今年は途中にベンチも新設されていました。

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しばらくなくなっていた「参拝の方法」の説明版も復活したことから、皆で空気神社の正式な方法で参拝しました。
その後はいつも通り、自分の姿を映しながらの記念撮影ですが、ちょっと表面が曇ってたかな…。

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最後は創遊館コアセンターで記念撮影。

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それぞれがどんなことを学びえたのかは、今後の活動の中でだんだん明らかになってくることでしょうが、やはり座学だけではわからない、現地に行って話を聞いて、質問して、実際に歩いてみたからこそ感じ取れることが多々あったことと思います。
今年も国見町でのまるごと博物館づくりに向けて、今回の経験をいろいろなかたちで生かしてくれることを期待しています。
末筆ながら、いつもお世話になっている朝日町エコミュージアム協会の皆様、ありがとうございました。
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ふくしま歴史資料保存ネットワーク事務局です。
今年度も恒例の夏期集中作業を実施します。
普段はお忙しい方、ご都合の合わない方、遠方で来られない方にも、この機会に福島の歴史資料保全活動をご支援いただけましたら幸いです。
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

      記

日程 8月19日(土) 10:30~17:00
   8月20日(日) 10:00~16:30

場所 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター(JR金谷川駅より徒歩約10分)
    できるだけ公共交通機関をご利用ください。
     福島→金谷川 9:37→9:47
     郡山→金谷川 9:25→10:00
    車で来られる場合は、入構無料化措置をとらせていただきます。

内容 被災歴史資料の記録整理作業(クリーニング、記録撮影、目録作成など)
    初めての方でも初歩からご説明します。経験者とグループで一緒に作業しますので、ご安心ください。

申し込み方法 下記の必要事項をご記入いただき、8月10日(木)までに当事務局(shiryo-net※ipc.fukushima-u.ac.jp ※=@)までメールでお申し込みください。
       ご連絡いただいた個人情報は、今回の目的以外には使用いたしません。
       まだの方は、これを機にふくしま史料ネットへのボランティア登録もよろしくお願いいたします。
        
その他
 ①ボランティア募集ですので、たいへん恐縮ですが、交通費・宿泊費等は自己負担をお願いいたします。交通・宿泊手段も自己手配でお願いいたします。
 ②2日間とも、昼食と飲料は当ネットにてご用意いたします。
 ③事前にボランティア保険にご加入いただくことをおすすめします。詳しくは各都道府県の社会福祉協議会にお問い合わせください。
 ④詳細につきましては後日、メール添付にて案内を送付いたします。
 ⑤事前のお問い合わせ等は、当ネット事務局までメールにてお願いいたします。

~~(以下、必要事項をご記入いただき、当ネット事務局までメールにてお申込みください)~~

ご芳名

参加予定日 19・20日両日 19日のみ 20日のみ

当日の緊急連絡先(携帯電話番号)

当日の交通手段 JR 自動車 その他(       )

JRの場合 金谷川駅での出迎え 要 不要   

連絡事項など(部分参加の場合は時間帯など、必要なことがあればご記入ください)
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富岡町と福島大学が2014年度から継続している資料整理作業を、ふくしま史料ネットでも支援しています。
今年度の最初、全体では9回目となる整理作業を、下記の通り8月10日(木)に実施します。ご案内とともに、多くの皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

実施日:8月10日(木) 10~16時頃

場 所:富岡町役場郡山支所
     ※昨年度までとは場所が異なりますので、ご注意ください。

申し込み:7月31日(月)までに、下記のいずれかにてお願いします。
     申し込み時には、お名前と当日の緊急連絡先(携帯電話)、車で来場される方はその旨もあわせてお知らせください。
 ①ふくしま史料ネットにメールにて
   shiryo-net※ipc.fukushima-u.ac.jp (※=@)
 ②富岡町役場教育総務課に電話またはFAXにて
   電話 0240-22-2626 FAX 0240-22-5059

諸連絡
 ・動きやすく、汚れても気にならない服装・靴でお願いします。
 ・昼食はご用意いたします。
 ・事前にボランティア保険にご加入いただくことをおすすめします。最寄りの社会福祉協議会などへお問い合わせください。
 ・部分参加、見学も可能ですので、事前にその旨をお申し出ください。
 ・作業内容は、史料の埃を払い、写真を撮影し、番号と名前を付けてパソコンに入力するというものです。初めてでも大丈夫なように、作業内容を説明し、適宜指導いたします。
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伊達市収蔵古文書整理の活動を支援して下さる方を募集いたします。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

日時 7月22日(土) 9時頃~16時頃(予定)※現地集合、現地解散

会場 保原総合運動公園多目的ホール
    阿武隈急行線大泉駅下車 徒歩7分
     福島8:00→大泉8:23 福島8:32→大泉8:56
     大泉16:33→福島16:59
   ※福島駅から乗車される場合は、同じホームの飯坂線と乗り間違えないようにご注意ください。

内容 古文書の記録整理・クリーニングなど
    ※初めての方でも説明・指導いたしますので、気兼ねなくご参加ください。

主催 伊達市教育委員会、ふくしま歴史資料保存ネットワーク

参加申し込み・問い合わせ
 準備の都合がありますので、7月17日(月)までにいずれかの方法でお申し込みください。
 申し込みの際には、①お名前、②ご所属(なしも可)、③当日の緊急連絡先(携帯電話)をお知らせください。
 なお、お寄せいただいた個人情報は、今回の目的以外に使用することは致しません。
  1)メールにて ふくしま歴史資料保存ネットワーク事務局 shiryo-net※ipc.fukushima-u.ac.jp ※=@
  2)電話・faxにて 伊達市保原歴史文化資料館 024-575-1615
注意事項
 ・古文書のクリーニングなどの関係上、汚れてもいい、動きやすい服・靴でお越しください。
 ・昼食はご用意させていただきます。
 ・事前にボランティア保険にご加入いただくことをおすすめします。最寄りの社会福祉協議会などへお問い合わせください。
 ・部分参加も可能ですので、その場合は申し込みの際に、予め参加できる時間帯をお知らせください。
約半年間にわたって構想し、準備を重ねてきたシンポジウム「ふくしまの未来へつなぐ、伝える」が無事開催の運びとなりました。

ふくしま_A4_表

ふくしま_A4_裏

思えば昨年12月、愛媛での全国史料ネット研究交流集会で、史料ネットと県ネットがそれぞれ活動しながら連携を模索している岡山の話をうかがいました。3月の郡山集会での静岡、三重の報告と同じく、行政主導型のネットという、従来の大学主導型とは異なる新しい取り組みを、個人的にはかなりの衝撃を以て受け止めました。そして、本来ならば震災・原発事故災害という未曽有の経験をしたところが他に先駆けてやらなければならないのに、どうしてできないのか、旧態依然として変わることのない福島のことが、一県民として恥ずかしく、情けなく思えてなりませんでした。

同じ愛媛集会で、県の文化財担当が現場教員からの人事異動でまかなわれていて、発掘などの現場経験のある教員が高齢化して後継者問題が深刻であるという宮崎の話は、内実は違うのかもしれませんが、福島とよく似た話だと感じました。
ここまで来ると、福島県という組織全体の文化財行政に対する姿勢や構造的矛盾を解消しない限り、どんなに時間をかけても、何を言っても変わらないし、根本的な解決は図れないのかもしれません。
それでも、何もしないでいるよりは何かしらアクションを起こそう、そんな思いを抱きながら福島に帰ってきたことを覚えています。

もう一つ、普段から顔を合わせる機会の多い福島県博、まほろん、富岡町の関係者がとりくんでいる活動の話は、研究者としていつも教示をいただいているばかりでなく、歴史や文化に関心を寄せる一市民としても刺激的で、知的好奇心に満ち溢れていて、誤解を恐れずに言えば純粋に面白いなと思って聞かせていただいています。
そうした話を関係者だけの中にとどめておくのはあまりにももったいない、こんな刺激的で興味深い話は少しでも多くの方に聞いてもらいたい、だったら一堂に会して紹介してもらえたら、行政の文化財担当者や一般市民など、もっとたくさんの方たちに届くのではないか、そういう思いもありました。

そしてせっかくなら、話や映像だけでなく、実物のモノを持ってきて見せてもらえたら、もっとわかりやすく親しみやすくなるだろうし、こういうものが大事なんだということもダイレクトに伝わり、何より学芸員の皆さんの熱い思いを直接感じ取っていただけるだろう、僭越ながらそんな思いで、関係機関にはわがままなお願いをして、快くご協力いただきました。

シンポジウムの名称は「ふくしま再生と歴史・文化遺産2017」とかでもよかったのですが、全幅の信頼を寄せている本間宏さんから、明るく前向きな感じにした方が人は集まりやすいですよというアドヴァイスを頂戴し、思い付きでメインタイトルは「ふくしまの未来へつなぐ、伝える」とし、サブタイトルに「歴史・文化・震災遺産の保全と活用の今」としました。
正直言えば、昨年10月の富岡町と福大のシンポジウム「ふるさとを想う まもる つなぐ」にインスパイアされたところもありましたけれど(笑)。

本来ならば考古学の遺物・遺産や美術品、動植物などの自然史資料も、地域を語る上では外せないところですが、今回は民俗芸能の記録保存と維持再生に尽力されている懸田弘訓先生に基調講演をお願いし、震災遺産、富岡町、無形民俗文化財(伝統工芸の製作技術)の各分野からご報告をお願いしました。
あとで誰かから指摘されて気づいたのですが、今回は期せずして5名中3名が民俗学の専門家でした。結果的にはそれもよかったのかもしれません。

いつものことながら、学生たちには「勉強だからね」といって(笑)力を貸してもらいました。
今回は時期的に就活と重なったこともあり、いつもほどではありませんでしたが、それでも準備段階を含めれば20名以上は関わってくれたでしょうか。有難いことです。

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余談ながら、シンポジウムには卒業生・修了生も4人ほど、一般参加で来てくれました。
こうやって社会に出て活躍する卒業生たちが、歴史学を学んだことを忘れずに顔を出してくれることは本当に嬉しいですし、ささやかながらも明るい希望がもてる瞬間でもあります。

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シンポジウム開催に先立ち、会場設営や展示準備が行われました。

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準備が早めに終わったので、福島県博・富岡町・まほろんの学芸員さんたちに開場前の特別解説をお願いしました。
学生の皆さんにとっては、これこそまさに現場でしか学べない貴重な経験、そしてぜいたくな時間なのですから、手伝ってくれたことへのご褒美の一つだと思ってください。

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どのくらい来ていただけるのか、まったく予想もできなかったのですが、始まってみるとかなりの座席が埋まっていて、追加で椅子を出すような状態でした。
会場である郡山市の品川市長には、公務でご多忙のところ、来賓としてご挨拶を賜ることができました。心より感謝申し上げます。

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不手際もあって報告者、参加者の皆様にはご迷惑をおかけしましたが、懸田弘訓先生の基調講演と4本の個別報告の終了後の展示解説と研究発表、体験コーナーの時間も盛況でした。

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意見交流の時間はだいぶ予定時間を超過しましたが、司会の本間宏さんに手際よくさばいていただきながら、大事な論点を的確に抽出していただけたので、これまでの達成や共通の問題意識、また今後の課題や指針もかなり鮮明になったと思います。

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なお、おそらくはもっと発言の機会がほしかったという方も多数おいでだと思いますので、よろしければぜひ事務局までメールにてご意見・ご感想をお寄せください。

 ふくしま史料ネット事務局 shiryo-net※ipc.fukushima-u.ac.jp 
   ※=@に変更してください

今回のシンポジウムは、「ふくしまの未来へつなぐ、伝える」ためにどのような取り組みがなされているのか、どんなことが必要なのかを、原発事故災害の被災地の事例を中心にともに考え、かたちは違えども、その成果をそれぞれの地域に持ち帰っていただき、福島県内での歴史・文化・震災遺産の保全と活用に関わる活動の普及につなげていきたい、そういう意図がありました。
その目論見がうまくいったかどうかはわかりませんが、ご講演いただいた懸田弘訓先生、ご報告いただいた内山大介さん、門馬健さん、大山孝正さんの、それぞれの活動にかける熱い思いは十二分に伝わったものと思います。
また、福島県立博物館の高橋満さん、(公財)福島県文化振興財団の國井秀紀さんの展示解説は、ともすれば難しさ、とっつきにくさを感じさせてしまう活動の内容と意義を親しみやすく、わかりやすく伝えるものであったと思います。
裏方として支えてくださった方々を含め、関係者各位にはこの場を借りて感謝申し上げます。

「ふくしまの未来へつなぐ、伝える」活動は、原発事故災害の被災地だけではなく、福島県内のどこであっても取り組まなければならない課題です。決して他人事ではありません。
地域の歴史・文化は自分たちの手で護り伝える、それを行政や専門機関、地域の大学が支えていくという、当たり前のようでいて実現の難しいことが、福島県では震災・原発事故災害を機に当たり前の文化として定着していった、後世の人々にそんなふうに評価してもらえるようになるために、これからも連携と発信・共有を続けていきたいと思います。

すでに次のシンポジウムでやりたいことは、頭の中でイメージが膨らみつつあります。
それを実現するためには、また多くの関係者のご理解とご協力が必要です。
そんな意味も含めて、変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。